さまざまな鼻先変形の矯正 #2. ねじれた鼻先(Twisted tip) #鼻先手術 #鼻先修正手術

当院の特徴は、他院で受けた最初の手術がうまくいかず、
修正手術を受けるために来院される方が多いということです。
そのため患者様はさまざまな問題を抱えて来院されますが、なかでも「鼻先の変形」は鼻整形の領域でも
もっとも難しく、結果を出すのも容易ではない分野です。
その理由は、「鼻先の変形」が
i) その形が非常に多様で、3次元的に変形が現れるため複合的です。
ii) 発生の過程と原因も複合的で、「拘縮」、「繰り返された手術による鼻尖軟骨の損傷と変形」、「炎症」
などが挙げられ、手術が非常に難しく、難易度の高いものとなります。

01 上向きの鼻先(アップノーズ)
02 ねじれた鼻先(Twisted tip)
03 つままれたような鼻先(Pinching tip)
04 三角形の鼻孔(Nostril Notching, Alar retraction)
05 左右非対称の鼻孔(Asymmetric nostril)、曲がった鼻柱
06 外鼻弁の損傷(External valve insufficiency)
ここからは、鼻整形の中でも難しく難易度の高い分野である
「鼻先の変形」について詳しく見ていきます。
この症例研究は全6回のシリーズとして続きますので、ぜひご覧ください。

ねじれた鼻先(Twisted tip)
<原因>
ほかの鼻先変形と同様に、シリコンプロテーゼを入れて隆鼻術を行った後に、被膜形成、炎症反応、
繰り返された手術による組織損傷などによって現れる「拘縮」が原因で生じます。
拘縮のほかにも、以前の手術で鼻尖軟骨にさまざまな操作を加えたことで、
損傷したり位置がずれたりして現れる場合もあります。
<解決方法>
鼻尖軟骨再配置(Lateral crural reposition)や外側脚ストラット移植(LCSG)で矯正できます。
特に外側脚ストラット移植は、ねじれた鼻先、つままれたような鼻先、上向きの鼻先など、ほぼすべての変形の矯正に
効果的な方法であるため、その技術をよく磨けば、拘縮による大半の
鼻先変形で良い結果を得ることができます。
<使用する材料>
鼻中隔軟骨 | 肋軟骨 | 耳介軟骨

PH
20年前と18年前に、他院でシリコンプロテーゼを用いた手術を2回受けた。
CC
鼻先が上を向き、鼻孔が見える。鼻背が厚い。
鼻背が重く、圧迫感と頭痛がある。鼻先が左右非対称だった。
P/E
鼻背が厚く、シリコンが上に上がったことで鼻先が上を向いてねじれ、非対称になった。
シリコンによって拘縮が生じ、鼻先が上を向いて変形が現れていたため、シリコンプロテーゼと被膜、
瘢痕組織を除去した後、自家耳介軟骨で「コルメラストラット」、「デローテーション移植」と「外側脚ストラット移植」を行って長さを伸ばし、鼻先の変形を復元しました。

ねじれていた鼻先が左右対称になり、上を向いていた鼻先が下がって鼻孔が隠れました。

拘縮によって鼻先が引き上げられ、
鼻孔が細長くなっていた様子が自然になり、対称性も良くなりました。

長さが十分に伸び、鼻先の形が自然でバランスの取れた姿になり、
左右の非対称もよく矯正されました。
