タイプ別 鼻の修正手術の症例(シリコンと炎症反応による拘縮鼻)1

鼻の修正手術とは、一度以上の鼻手術を受けた後、美容面・機能面で
副作用が生じたために行う修正の手術をいいます。
鼻整形の後に起こる問題によって現れる変形はあまりにも多様で、
すべての症例を一つひとつお見せすることは困難です。
その理由は、鼻が立体構造でありながら、さまざまな組織が互いに有機的につながった複合的な器官だからです。
そこで、代表的な症例を中心にご紹介しながら、どうすれば修正手術の後に副作用を再発させることなく
良い結果を得られるのかについてご説明します。



瘢痕組織を除去し、広範囲に剥離して縮んだ鼻先の皮膚と骨格をゆるめたうえで、
自家肋軟骨を用いて長さを延ばしました。
鼻背の高さも肋軟骨による隆鼻術で整え、鼻の長さや鼻背の高さなど、いずれも満足できる程度に改善されました。

手術前は拘縮によって鼻先が上に引っ張られていましたが、
拘縮を矯正した後の写真では、鼻先が自然にゆるんでいることがわかります。

手術後の左側からの様子では、十分な長さと自然な鼻筋になったことが確認できます。



手術前は鼻柱が曲がり、右の鼻の中に何かが突き出ているのが確認でき、
軽度のpinchingとNotchingがありました。
右の写真はシリコンを抜去しているところで、鼻尖軟骨がねじれていることがわかります。

手術前に曲がっていた鼻背がまっすぐになり、鼻の長さが延びたことがわかります。

手術前は鼻柱が曲がっており、そのため鼻孔が非対称でしたが、
手術後は鼻柱がまっすぐになり、鼻孔とともにすべて対称になりました。

側面からは拘縮が改善されたことが確認でき、鼻の長さが十分に延びて、
鼻背が自然で男性的な印象に改善されたことがわかります。



手術前は鼻柱が大きく曲がっており、鼻先には余分な組織も多くありました。
拘縮の原因となった真皮組織と余分な組織を除去して鼻先を完全にゆるめたうえで、耳介軟骨でデローテーション移植を行いました。

鼻背は同種真皮を用いて自然な高さを出しました。

丸く重たい印象だった鼻先がすっきりと高くなり、鼻先と鼻柱の傾きも改善されました。
鼻孔も自然に対称になったことがわかります。

上を向いていた鼻先が下がって長さが十分に延び、鼻筋の高さも適度に高くなりました。