鼻先・鼻柱の曲がり&鼻孔の非対称 症例研究(抜去+オープン法による複合再配置)4

鼻整形の後に鼻先と鼻柱が曲がり、鼻孔が非対称になって、鼻づまりを伴うケースは意外に多くあります。
見た目もよくなく、見るたびにストレスを感じて、以前手術を受けた病院を訪ねたものの、
「まだ腫れが引ききっておらず、落ち着いていない状態だからで、もう少し様子を見ましょう」という説明を受け、
2~3か月ほど待ってもやはり良くならず、当院を訪ねて来られる方もかなりいらっしゃいます。
鼻手術の後に鼻柱と鼻先が曲がり、鼻孔が非対称になったことがストレスであるうえ、
待てば自然に良くなるのか、それとも修正が必要なのかと悩み、不安で心配される方が多くいらっしゃいます。
しかし、これは待っていれば自然に良くなるというものでは決してありません。
必ず修正手術を行ってこそ、本来の姿を取り戻すことができます。

修正の方法は、まず内視鏡と丁寧な診察で原因を把握したうえで、
ねじれた鼻尖軟骨と鼻中隔を正中に戻す必要があります。
技術的には二つの方法があります。



左の写真を見ると、患者様の右の鼻孔がほとんど塞がっています。
鼻中隔延長移植の軟骨が突き出ており、鼻尖軟骨の外側脚が折れて下に垂れていました。
右の写真は、シリコンと鼻先にのせてあった耳介軟骨を取り除いた状態で、
鼻尖軟骨がでこぼこにつぶれ、変形が著しい状態でした。

左の写真は鼻中隔延長移植を取り出しているところです。同種肋軟骨が使用されていました。
右の写真には、取り除いたシリコン、鼻中隔延長移植、鼻先の耳介軟骨、被膜などが写っています。

手術前は鼻先と鼻柱が傾き、鼻孔が非対称でしたが、
抜去手術の後は完全にまっすぐに落ち着きました。

抜去手術の前には曲がって非対称だった鼻柱と鼻孔が、
手術後には完全に左右対称になっています。

鼻中隔延長移植、鼻背のシリコンなどをすべて取り除いた後、
鼻背は同種真皮で高くしましたが、鼻背のラインがとても自然に落ち着きました。




耳介軟骨を用いて、コルメラストラット、右側の鼻翼軟骨の支柱などで鼻尖軟骨の変形を修正しました。

鼻背、両側の鼻翼、鼻先、鼻柱から取り除いたものを、位置どおりに並べました。
粉砕肋軟骨は3か月ほど経つと互いに固まって塊になり、除去が難しいという特徴があります。
そのため、専門的な技術と経験を持つ医師に除去してもらう必要があります。

曲がってゆがんでいた鼻背と鼻柱がまっすぐに整いました。

曲がっていた鼻柱と非対称だった鼻孔が、まっすぐきれいに整いました。

鼻先に粉砕肋軟骨が入りすぎてピノキオ鼻になっていましたが、
まっすぐで自然な姿になったことが確認できます。

側面では、尖っていた鼻先と折れたように見えた鼻背が、なめらかで自然な姿になりました。