鼻シリコンの副作用、拘縮鼻を「耳介軟骨」で修正した実際の症例
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鼻シリコンの副作用、拘縮鼻を「耳介軟骨」で修正した実際の症例

2025.09.05 12:03

鼻シリコンの副作用、拘縮鼻を「耳介軟骨」で修正した実際の症例 - 写真 1


鼻整形は他の部位に比べて

とりわけ副作用が多いという特徴があります。


初めての鼻整形から良好な経過を

得られればよいのですが、


✅ デザイン面での不満

✅ 鼻整形の際に選んだプロテーゼ


など、さまざまな理由によって

副作用が生じることもあります。


なかでも「シリコンプロテーゼ」の副作用は

種類が多岐にわたります。

代表的な副作用としては、

拘縮鼻が挙げられます。


拘縮鼻とは、 

鼻の内側の瘢痕組織(線維化)や 

プロテーゼ周囲の反応によって 

鼻が上方へ引き上げられ、 

短く、上を向いて見える状態をいいます。


拘縮によるお悩みを抱えて

鼻の修正手術を受けられた

実際の症例についてご紹介します。


鼻シリコンの副作用、拘縮鼻を「耳介軟骨」で修正した実際の症例 - 写真 2


PH: 

35年前にL字型シリコン(オープン法)で隆鼻術を受けました


CC: 

10年前から鼻が上を向き、 

鼻筋の皮膚が凸凹になり、石灰化が疑われました


P/E: 

- 鼻背の皮膚に凹凸があり、厚くなっています

- 鼻先の皮膚が内側にへこんでいます

- 鼻先が上を向いています

- シリコンが上に移動しています


CC: 

シリコンと被膜を除去し、

鼻尖軟骨を剥離した後、

耳介軟骨でコルメラストラット+デローテーション移植を行い、

鼻背には同種真皮で隆鼻術を行いました。


鼻シリコンの副作用、拘縮鼻を「耳介軟骨」で修正した実際の症例 - 写真 3

写真Aでは、

「L」字型シリコンが鼻尖軟骨の間で

下に垂れ下がり、

鼻の中で鼻柱の突出として現れていました。


写真Bは、

シリコンと石灰化した被膜を除去した後、

上に引き上げられていた鼻尖軟骨も剥離して

広げた状態です。


写真Cは、

「L」字型シリコンと石灰化した被膜です。


鼻シリコンの副作用、拘縮鼻を「耳介軟骨」で修正した実際の症例 - 写真 4


耳介軟骨でコルメラストラットと

デローテーション移植を行った様子です。


鼻シリコンの副作用、拘縮鼻を「耳介軟骨」で修正した実際の症例 - 写真 5


<手術 Before & After>


手術前は鼻先が非対称に上を向き、

シリコンは斜めに傾いており、

鼻背はシリコンの石灰化によって

皮膚の凹凸が見え、触れても分かります。


シリコンの石灰化は、シリコンの周囲で

慢性炎症が進むにつれて

陰イオンが生じ、Ca++が

周囲に蓄積することで起こります。


石灰化とは、シリコンを包んでいる

被膜に石の粉のようなものがたまっていくことで、

皮膚が凸凹になり、薄くなります。


石灰化は、拘縮に伴って

よく見られる症状のひとつです。


手術前の写真では鼻先が非対称に見え、

ねじれて見えるのに対し、


手術後の写真では鼻の長さが十分に延び、

対称性がよくなり、

鼻背もなめらかで自然な状態です。


鼻シリコンの副作用、拘縮鼻を「耳介軟骨」で修正した実際の症例 - 写真 6


鼻柱と鼻孔の対称性もよくなり、

鼻先のへこんでいた皮膚もふっくらと

満たされた様子が確認できます。


鼻シリコンの副作用、拘縮鼻を「耳介軟骨」で修正した実際の症例 - 写真 7


手術後の様子では、鼻背の眼鏡の跡を除けば、

まっすぐでなめらかな鼻背のラインが

現れていることが確認できます。


鼻シリコンの副作用、拘縮鼻を「耳介軟骨」で修正した実際の症例 - 写真 8


手術後に鼻先が下がって自然になったことも

ひと目で分かります。


鼻シリコンの副作用、拘縮鼻を「耳介軟骨」で修正した実際の症例 - 写真 9


上を向いていた鼻先が自然に下がり、

不自然だった鼻先が

丸くふっくらと整っています。


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このように耳介軟骨を用いて

拘縮鼻を修正することができました。


拘縮鼻の原因もさまざまであるため、

症状別・原因別に合わせた診断と

手術プランを立てる必要があるという点

を覚えておいていただければと思います。

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