繰り返される「工場型」鼻整形とその危険な結果、9回目の鼻の修正手術で再び希望を見いだせるのか


1. 2017年2月 クク・ウォンソク美容外科での1回目の手術(通算4回目の手術)
PH
1回目、20年前にシリコンで鼻の手術。
2回目、3年前にシリコン除去 + 耳介軟骨による鼻尖形成。
→ その後、感染のため拘縮が生じ、すべて除去。
3回目、2年前に肋軟骨で修正手術。(1・2・3回目はいずれも他院)
CC
鼻先の皮膚が薄く、緊張が強い状態でした。
鼻筋は低く鼻先だけが際立って高い、ピノキオのような鼻先でした。
鼻背は横に広がっていました。
OP
鼻先の肋軟骨を除去し、耳介軟骨でコルメラストラット。
→ 高さの調整、皮膚の緊張の軽減。
デローテーション移植(derotation graft)で鼻先を下げます。
骨切り術で鼻背を狭くします。
同種真皮で鼻背の隆鼻術。

A
鼻先にのせられていたキャップ型の移植物(自家肋軟骨)を除去しているところです。
B
キャップ型の移植物の下に、鼻先の長さを延ばす延長移植物が見えます。
いずれも自家肋軟骨で、完全に除去しました。
あわせて、鼻先を高くするために耳介軟骨でコルメラストラットを、鼻の長さを延ばすために
耳介軟骨でデローテーション移植を行い、鼻背を寄せる骨切り術、同種真皮による鼻背の隆鼻術を行いました。

手術後、鼻先の皮膚に軟骨が透けて見える状態と、とがった形が矯正されました。
低かった鼻筋も、鼻先の高さと調和するように自然に高くなりました。

手術前はとがって透けていた鼻先が、丸みを帯びてふっくらとしました。
鼻背も寄せられ、ご満足いただけました。

手術前に折れていた鼻背のラインがまっすぐになりました。
軟骨が白く透け、上を向いていた鼻先が下がり、ふっくらとしました。

手術前に折れていた鼻背のラインが自然に高くなり、鼻先へなめらかにつながっています。
とがって緊張のあった鼻先も、やわらかく自然になりました。
その後、患者様は明るい表情になり、当院のスタッフとも親しくなられ、
当院でさまざまなプチ整形も受けながら、「もう他の病院は怖くて行きません」とおっしゃっていました。
今回失敗したら生きていけないと話していた患者様が、幸い良い結果によって穏やかな表情になられたので、
はらはらしていた私の気持ちも一緒に落ち着きました。

2. 2022年6月20日 当院での2回目、通算7回目の手術
PH
2017年2月に当院で修正手術を受けた後、
ご本人は鼻の長さと鼻筋をさらに高くしたいと考え、他院で自家肋軟骨と同種真皮による
隆鼻術を二度受けましたが、いずれも感染が生じ、同種真皮を除去しました。
(2021年1月 同種真皮 & 自家肋軟骨で手術 → 感染が発生。20日後に除去。除去後に拘縮が発生。
2022年5月27日 同種真皮のみで隆鼻術 → 再び感染。5日後に同種真皮を除去。
鼻の中の洗浄を2回行いましたが、まだ感染が残っています。)
CC
まだ感染が残っており、拘縮が強く、鼻先の変形も著しい状態でした。
PLAN
まず感染組織の除去手術を行い、1年以降に自家肋軟骨で再建手術を行うことにしました。
OP
感染組織の除去。(肋軟骨 + 鼻中隔 + 残っていた耳介軟骨 + 被膜 + 感染組織を除去)

当院だけで二回目、通算7回目の手術です。オープン法で展開し、すべての感染組織を除去しました。
ご自身の欲のために今回で7回目の手術となり、とても落ち込んで
つらそうにされていましたが、他の病院には怖くて行けなかったため、
申し訳ないと思いながらも当院に戻ってきたとのことで、これからは言われたとおりにきちんと従いますと約束されました。
除去手術と再建手術を二回に分けて行うことにし、まず除去手術を行いました。
手術で中を確認すると、鼻の中には以前に一度除去したシリコンの被膜と肋軟骨、鼻中隔軟骨、耳介軟骨、
そして肉芽腫などが残っていたため、すべてきれいに除去しました。
その後、皮膚の収縮によって鼻柱がさらに巻き込まれ、鼻の穴が狭くなり、皮膚は硬く凹凸がありました。
その後、再建手術に備えて、手術後1か月目から自己血幹細胞注射を3回受けました。
手術後5か月の様子は、除去後に自己血幹細胞治療を3回行ったことで、
写真のとおり、1か月目よりも収縮がゆるみ、少しやわらかくなりました。
しかし、まだ再建手術を行うには適さない状態です。

除去手術の前、鼻柱に粒状の小さなしこりとして付いていた肉芽腫は、
手術後にはきれいに除去され、腫れも著しく引きました。
除去手術後1か月の様子では、鼻先の皮膚と軟骨が拘縮によって縮み、つままれたように狭くなって切れ込みが見られ、
腫れと鼻柱の内側の瘢痕組織も見られますが、除去後5か月の写真では腫れも引き、
軟部組織の状態がよりやわらかくなめらかになったことがわかります。

除去手術の前は鼻先が赤く変色していましたが、除去後は皮膚の色も戻りました。
除去後1か月と5か月の間には、皮膚および軟部組織の成熟(maturation)に違いが見られます。

除去後1か月の様子は収縮が強く、鼻がさらに上を向き、鼻柱の巻き込みも強くなっていましたが、
自己血幹細胞施術を行った後の5か月目の様子では、皮膚および軟部組織の状態が著しくやわらかくなめらかになりました。

3. 2023年2月 当院での3回目、通算8回目の手術
CC
鼻先が極度に縮み、鼻の長さが短くなっていました。
鼻筋が低い状態でした。
P/E
鼻中隔が崩れて曲がっており、鼻腔の内部が狭く、内視鏡も入らないほどでした。
鼻先と鼻翼が縮んでPinchingとNotchingが著しく、
鼻柱も内側に巻き込まれていました。
OP
自家肋軟骨でL-strut型の鼻中隔の骨格をつくって鼻の長さを延ばし、
鼻先のつままれたような変形とNotchingは鼻翼軟骨移植(LCSG)で広げました。
鼻背には同種真皮を入れて隆鼻術を行いました。

ご覧のとおり、再建手術後は鼻先のつままれたような変形(Pinching)と切れ込み(Notching)が改善して鼻翼が広がり、
これによって外鼻弁が広くなって鼻呼吸が正常化しました。
鼻の長さは十分ではないものの大きく延び、
鼻背のSSTE(皮膚と軟部組織)の状態は予想よりも良く、凹凸がなくなめらかでした。

鼻先のつままれたような変形と切れ込み(Notching)が手術後に著しく改善し、鼻の穴の大きさもほぼ正常化しました。

再建手術後、鼻翼がきれいに広がり、鼻先と鼻柱も自然に出ました。

再建手術後、鼻背のラインと高さ、鼻先の形、鼻柱の位置などは、ほぼ正常な鼻の姿になりました。
鼻の長さにはやや物足りなさが残りますが、これは皮膚の状態がとても硬く不足していたためで、
最善の結果だと患者様にもご満足いただけました。

折れて巻き込まれていた鼻柱が手術後はまっすぐに伸びてきれいに出ており、
皮膚の状態もやや薄くなったこと以外は健康に見えます。
手術後3か月目から、SSTE(皮膚と軟部組織)の状態を健康でやわらかくするために、
自己血幹細胞施術を2~3か月間隔で3回行いました。
2023年5月~10月(5月、8月、10月) PRP 3回
これにより、皮膚と軟部組織は次第に厚みが増してやわらかくなり、弾力も出てきました。
再建手術から2年が経つと、皮膚と軟部組織はとてもやわらかくなりました。


4. 2025年7月 当院での4回目、通算9回目の手術(最後の手術)
CC
鼻先の上向き、鼻先が十分に広がっていないことによる鼻先のつままれたような変形、切れ込み、鼻翼縁の巻き込み、鼻の穴の非対称。
(alar rim retraction, notching, asymmetric nostril, nostril show(Lt>Rt))
P/E
自家肋軟骨のspreader 2層とCSを除去。
自家肋軟骨を新たに採取し、長さを延ばすためにL-strutを新たに作製。
鼻翼軟骨が残っていなかったため、肋軟骨膜 + 自家肋軟骨で外側脚ストラット移植。
肋軟骨膜で隆鼻術、自家肋軟骨で左の外鼻弁側に軟骨移植(batten graft)
右の鼻翼の内側に複合組織移植を行いました。
他院と当院での手術歴を振り返ると、
他院で2005年と2014年、2015年に3回の手術を受け、肋軟骨を用いた2015年の手術に問題が生じたため、
2017年2月に当院で耳介軟骨と同種真皮を用いて最初の手術を行いました。
その後、2021年と2022年の二度にわたって他院で手術を受け、再び感染が生じたため、
当院で2022年6月に感染組織の除去手術を行い、2023年2月に肋軟骨と同種真皮で再建手術を受けました。
今回は鼻の長さに物足りなさがあり、鼻の穴が隠れることを希望されたため、肋軟骨と軟骨膜を用いて、
2025年に当院で4回目、通算9回目の手術を行うことを決めました。

自家肋軟骨で鼻の骨格を延ばし、外側脚ストラット移植と複合組織移植で鼻の穴の露出を覆いました。
鼻の穴がとがって上に引き上げられていた形は、手術後に完全に下がり、鼻の穴が自然に覆われました。
鼻の長さも著しく延び、皮膚と軟部組織の状態も凹凸がなくなめらかです。

肋軟骨で骨格を延ばしたことで、鼻先と鼻柱は手術後に十分に延びて下がりました。

手術後は鼻先と鼻柱が大きく延び、鼻全体が長く伸びた姿になっています。

手術前は鼻が短く鼻先が上を向いていましたが、手術後は鼻先が下がり、鼻の長さが十分に延びました。
鼻背のラインも自然です。
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