鼻の中、鼻柱の横に突出しているものは何でしょうか?(鼻プロテーゼの突出/鼻プロテーゼ抜去/鼻シリコン抜去)

鼻の中、鼻柱の横に突出しているものは何でしょうか?
鼻整形を受けてから数か月が経つうちに、鼻の中、鼻柱の横に
何か突出したものが触れるという方が少なくありません。
シリコンが飛び出してくるのではないかと心配してご相談に来られますが、ご心配のとおり、
これがシリコンなのか、移植した軟骨なのか、あるいは鼻尖軟骨が折れ曲がったものなのかをよく見分けなければなりません。
今日は、鼻先の鼻柱軟骨が折れ曲がり、これをクローズ法で矯正した症例をご紹介します。

PH
6年前、鼻背にシリコン+鼻先に耳介軟骨とアロダームを載せる方法で移植。(オープン法)
CC
鼻背のプロテーゼの輪郭が透け、鼻先の軟骨も透けて見え、
最近になって鼻先が赤くなり、不安を感じているとのこと。
Want
すべてのプロテーゼと移植物を除去し、元の姿に戻ることを希望。
P/E
鼻背に4~5mmの厚さのシリコンが触れ、
シリコンによって眉間が高く鼻が長く見え、シリコンの輪郭が浮き出ている。
鼻柱が傾いている。鼻の中、右の鼻柱に突出したものが見える。

P/E
右の鼻柱に、豆粒大で境界のはっきりした何かが突出している。
診断: 触ってみると鼻背のシリコンとつながったものではなく、鼻柱軟骨が折れ曲がったものと考えられる。
その理由は、耳介軟骨は鼻尖軟骨の上に帽子のように載せる方法で移植するため、
耳介軟骨の小片ではなく、またコルメラストラットは触れなかったためです。
右の写真は、鼻の中から取り出したシリコン、被膜、鼻先に載っていた耳介軟骨の小片です。

左の図は、手術前の患者様の内部構造を示したものです。
鼻柱の間に支柱は触れず、シリコンプロテーゼが鼻尖軟骨を押すことで、
鼻柱軟骨(middle crus)が折れ曲がってふくらんで出ていました。
シリコン、被膜、鼻先の耳介軟骨をすべて除去した後、折れ曲がっていた鼻柱軟骨を互いに縫い合わせて伸ばしました。
このように鼻柱の内側で何かがふくらんで出ている場合、三つのことが疑われます。
1. コルメラストラットや軟骨移植物が飛び出している場合 - 支柱が触れるか、軟骨片が触れる。
2. シリコンが押し下がってきた場合 - たいていは横ではなく上から突出する
3. 鼻柱軟骨が折れ曲がった場合

手術直後の写真です。クローズ法で鼻の中にあったすべてのプロテーゼと移植物を除去した後、
折れ曲がっていた右の鼻柱軟骨を左と互いに縫い合わせ、まっすぐに伸びるようにしました。
突出していた小片はもう見えず、触れることもなく、まっすぐになりました。

鼻背のシリコンプロテーゼと鼻先に載せられていた耳介軟骨をすべて除去すると、
曲がっていた鼻筋もまっすぐになり、プロテーゼの輪郭がなくなって自然になりました。

鼻柱がよりまっすぐに伸び、鼻孔の対称性が良くなりました。

右の鼻柱の内側上部で軟骨が折れ曲がって突出していたものが、
伸びて引っ込んだ様子が確認できます。

鼻背の高さはやや低くなりましたが、ぱっと目につくほどではなく、
自然な鼻のラインになっていることが確認できます。