タイプ別 鼻の修正手術の症例 4(シリコンが皮膚や粘膜を突き破って出てきたケース)

鼻の修正手術とは、一度以上の鼻手術を受けた後、美容面・機能面で
副作用が 生じたために行う修正の手術をいいます。
鼻整形の後に起こる問題によって現れる変形はあまりにも多様で、
すべての症例を一つひとつお見せすることは困難です。
その理由は、鼻が立体構造でありながら、さまざまな組織が互いに有機的につながった複合的な器官だからです。
そこで、代表的な症例を中心にご紹介しながら、どうすれば修正手術の後に副作用を再発させることなく
良い結果を得られるのかについてご説明します。




穿孔した粘膜を塞ぐため、口の中の粘膜を採取して埋めました。

鼻先の非対称はすべて修正され、鼻の長さも延びて鼻孔が見えなくなりました。
鼻筋も、太く丸みのあった状態から、細くまっすぐに伸びた姿になっています。

手術後、鼻柱がまっすぐになり、鼻孔の対称性がとても良くなりました。

鼻の長さが延び、鼻背に入れた同種真皮も自然に落ち着き、
粘膜移植の後、炎症反応は一度も現れていません。

鼻の長さが十分に延び、鼻背のラインが自然に落ち着きました。


右の鼻腔から見ると、プロテーゼが天井側の粘膜を突き破って出てきています。
大きさは8x13 mmほどで、その周囲に炎症組織が多く見られました。

患者様はシリコンだと思っておられましたが、実際にはゴアテックスが出てきました。
右の鼻腔内でプロテーゼが出た直後の様子で、直径4~5mmほどの粘膜欠損が見られます。
クローズ法でプロテーゼと炎症組織を除去しましたが、粘膜欠損部は縫合しませんでした。

プロテーゼ、炎症組織、瘢痕組織などを除去しましたが、鼻背はくぼんだ曲線を描くようになり、
鼻の長さは除去前に比べてやや長くなりました。

プロテーゼと炎症組織の除去から1か月後に修正手術を行いました。
修正手術の目的は、鼻の長さを延ばし、鼻先の形を細く自然に整えることで、
鼻背については患者様が何も入れないことを希望されたため、隆鼻術は行わないことにしました。

手術前に上を向いていた鼻が大きく下がり、正面から鼻孔が見えなくなりました。

拘縮によって鼻柱が傾き、鼻孔は非対称で、鼻先がねじれた状態でしたが、
手術後は正常な状態になりました。

手術前に拘縮で固まって上を向いていた鼻先がゆるんで下がり、鼻背のラインが自然に伸びました。
まだ鼻先の瘢痕組織がほぐれておらず厚みがありますが、マッサージで少しずつほぐしていく回復段階です。

拘縮で上を向いていた鼻先がゆるんで下がりました。