クローズ法による鼻シリコン抜去&鼻尖軟骨再配置

鼻プロテーゼ抜去とあわせて行う鼻尖軟骨再配置のカウンセリングの際、
患者様は「軟骨再配置とは何か、必ず行わなければならないのか」を気にされます。
軟骨再配置の必要性と重要性をご説明すると、
「軟骨再配置をするにはオープン法で切開しなければならないのではありませんか」というご質問をあらためていただきます。
医師の熟練度によって異なることがありますが、
当院では軟骨再配置と鼻プロテーゼ抜去を90%以上クローズ法で行っています。
このほかにも、プロテーゼや移植した軟骨、異物などを
すべて除去したいものの、除去後に副作用や変形が起こるのではと心配で手術をためらう方も多くいらっしゃいます。

こうしたインターネット上に出回っている懸念は、
定石どおりに手術すれば決して起こりえない杞憂であり、根拠のないものがほとんどですので、ご安心ください。
クローズ法による鼻シリコン抜去 & 鼻尖軟骨再配置の症例を通じて詳しく確認してみましょう。

この患者様は他院で20年前にシリコンによる隆鼻術(クローズ法)を受け、
その後15年前にシリコン+耳介軟骨(オープン法)の手術を受けました。
しかし、シリコンがぐらつき、片側に寄った状態で、鼻孔が非対称になっていました。
鼻背にピリッとした痛みを訴え、目が寄って見えることを改善したいと当院を受診されました。
診察の結果
プロテーゼが斜めに曲がり、上に上がって眉間が高くなっていました。
幅の広いプロテーゼのために男性的な印象になっており、
鼻先ではプロテーゼが右に傾き、鼻孔の非対称と鼻柱のゆがみが見られます。
拘縮という副作用により、シリコンプロテーゼの輪郭が浮き出て、皮膚がこわばった状態でした。

手術はクローズ法で行い、
シリコン、被膜、鼻尖軟骨移植などをすべて除去したのち、鼻尖軟骨再配置を行いました。
手術後の正面では、鼻背の凹凸や皮膚の損傷、鼻先の上向き、
鼻背や鼻先の陥没などの現象がまったく現れていないことが確認できます。

鼻シリコン抜去と鼻尖軟骨再配置の後、
鼻孔の非対称と鼻柱の傾きも解消され、完全に左右対称になっています。


抜去前の側面ではふくらんだハンプがあるように見えましたが、
抜去後の側面では鼻背のラインがまっすぐきれいに落ち着いています。
鼻先は陥没するどころか、すっと高くなった様子です。
折れ曲がっていた鼻柱が、抜去後はなめらかにつながりました。

クローズ法で除去したシリコン、被膜、鼻先の耳介軟骨です。
クローズ法でも十分に、プロテーゼ抜去と鼻尖軟骨再配置によって
鼻に現れた問題を改善することができます。
鼻に現れる問題や状態は人それぞれ異なるため、
インターネット上に出回っている情報ではなく、豊富な経験を持つ
医師とのカウンセリングを通じて解決策を見つけることが賢明です。