鼻先・鼻柱の曲がり & 鼻孔の非対称 症例研究 1

鼻整形の後に鼻先と鼻柱が曲がり、鼻孔が非対称になって、鼻づまりを伴うケースは意外に多くあります。
見た目もよくなく、見るたびにストレスを感じて、以前手術を受けた病院を訪ねたものの、
「まだ腫れが引ききっておらず、落ち着いていない状態だからです。もう少し待ってみましょう」という説明を受け、
2~3か月ほど待ってもやはり良くならず、当院を訪ねて来られる方もかなりいらっしゃいます。
鼻の手術後に鼻柱と鼻先が曲がり、鼻孔が非対称になってストレスを感じているうえに、待てば自然によくなるのか、それとも矯正が必要なのかと悩み、不安で心配される方が多くいらっしゃいます。
しかし、これは待っていれば自然によくなるというものでは決してありません。必ず矯正手術を行ってこそ、本来の姿を取り戻すことができます。

矯正の方法は、まず内視鏡と丁寧な診察で原因を把握したうえで、
ねじれた鼻尖軟骨と鼻中隔を正中に戻す必要があります。
技術的には二つの方法があります。



既往歴では、1回目の手術ではクローズ法で単純隆鼻術を行い、
これにより鼻背と鼻先が曲がったため、2回目の手術ではオープン法でコルメラストラット、
鼻先のオンレイ移植、鼻背の隆鼻術を行いました。

鼻孔の非対称と鼻柱の傾きも、
抜去+クローズ法単純再配置だけで完全に矯正されました。

患者様が心配されていた鼻筋の高さも思ったほど低くならず、自然に落ち着き、
患者様ご自身も、抜去後のほうがきれいだと喜ばれました。

抜去前は鼻背がふくらみ、ワシ鼻(ハンプ)があるように見えましたが、鼻背のラインが自然できれいになりました。
手術前はシリコンによって鼻尖軟骨が押され、鼻柱が折れ曲がった状態でしたが、
手術後はまっすぐに伸び、鼻先はよりすっと立ちました。

抜去したシリコン、被膜、鼻先の耳介軟骨などです。


既往歴では、7年前に他院でシリコン + コルメラストラット + 耳介軟骨による延長と鼻先のオンレイ移植(オープン法)
2年前、鼻尖軟骨が目立ってきたため整えたとのことでした。(クローズ法)
鼻柱が傾き鼻孔が非対称になった原因は、コルメラストラットの縫合がずれ、
デローテーション移植で長さを延ばす際に片側へ傾いて固定されたことにあると診断しました。
右の鼻の中で突出していた軟骨は、鼻先を長く延ばすために移植した
Derotation graftの一部が飛び出したものと判断され、左の鼻の中では見えていませんでした。

手術中に確認したところ、鼻中隔軟骨によるコルメラストラット、耳介軟骨によるデローテーション移植(Derotation graft)と、
鼻先へのオンレイ移植(onlay graft)などが行われていることを確認しました。
鼻の中の切開(クローズ法)だけで、すべてのプロテーゼと移植軟骨を取り除きました。

抜去と単純再配置の手術後の様子です。
鼻柱がまっすぐになり、鼻孔が対称になりました。

手術後、鼻筋が中央に合い、鼻先の対称性も回復しました。
鼻先はすっと立ち、自然に落ち着きました。

抜去+クローズ法単純再配置だけで、鼻孔の対称性がよくなり、
曲がっていた鼻先も中央に戻りました。

抜去+クローズ法単純再配置だけで、鼻の軸が中央に戻り、
鼻先が繊細な形に変わりました。

抜去手術後、鼻先がよりすっと立ち、長くなった様子がわかります。
鼻背のラインは自然で、鼻筋は患者様が心配されたほど低くなりませんでした。