二重まぶた手術 総まとめ 第1編(埋没法と切開法/症例)

二重まぶた手術は美容整形の中でもっとも多く行われる手術ですが、非常に難しく、
良い結果を得るのが容易ではない手術であることは間違いありません。
その理由は
第一に、まぶたは固定された構造ではなく、ダイナミックに動く構造だからです。
第二に、目は左右にあり、二つの目が対称でなければなりません。
第三に、目のまわりの組織は互いにつながっているため、加齢による
変化が互いに影響し合い、予想しなかった結果になることがあります。

埋没法 VS 切開法
私のところに来られる方の多くは、切開法よりも埋没法を希望されます。
その理由は、
当然ながら、回復が早く、自然で、再矯正が簡単で、大きく失敗する心配がないという点です。
しかし短所もあり、ラインが取れる確率がより高く、二重の幅が小さくなるという点です。
一方、切開法は反対に回復が比較的遅く、
うまくいかなかった場合の修正が複雑で、さまざまな副作用の発生率がより高いという点があります。
長所は、ラインが取れにくく、二重の幅を調整しやすいという点です。
このような長所・短所は多くの方がご存じですが、
どの目にどの方法が適しているかは、非常に専門的で複合的な判断力を要します。
今回は各症例を見ながら、埋没法と切開法それぞれに適した目はどのような目か、
そしてその理由は何かを見ていきます。

埋没法は、まぶたが薄くやわらかく、皮膚のたるみがあまりない目に理想的です。
この方は20代前半で、まぶたが厚くなく、皮膚のたるみもあまりありませんでした。
しかし、黒目の1/3ほどが隠れており、詰まった印象を与えていました。
そこで、切らない眼瞼下垂手術、つまり埋没法で行いながら目つき矯正をあわせて行う方法を選択しました。

手術後は、二重ラインが自然なインアウトラインになり、目が長く、目元がはっきりしています。
このように軽度の眼瞼下垂の場合は、切らない方法(埋没)で目つき矯正を行っても良い結果を得ることができます。

埋没法の手術から7か月が経過した様子です。
目を閉じても手術の跡がまったく見えないことがお分かりいただけます。

こちらの方もまぶたが薄く、眉下の部分に脂肪がないためくぼんでいます。
埋没法に適した目で、自然なインアウトラインの二重になりました。

切らない眼瞼下垂手術と二重まぶた手術を行った症例です。
まぶたが厚くなく、皮膚のたるみも多くなかったため、適した症例でした。

この方は60代の女性で、右目だけ二重がなくたるんでいたため、そちらだけ埋没法で二重をつくることを希望されました。
右のまぶたはやや厚く、皮膚のたるみも強かったため、埋没法にあまり適した目ではありませんでしたが、
ご本人の強いご希望により埋没法で手術を行い、短期間でしっかりと定着しました。

この方は20代の女性で、眉下の部分が厚く、まぶたも厚めです。
また、眉と目の間隔が狭く、二重によってこの間隔がさらに狭くなり、
目が詰まった印象で怒ったような表情になり、眉下の部分もさらにふくらみました。
今後、二重も徐々に取れていくと予想されます。

一般的に、まぶたと眉下の部分が厚く、皮膚のたるみがかなりありながらも、
眉と目の間隔が狭くない場合が、切開法に適した目です。
この方はまぶたと眉下の部分は厚くありませんでしたが、皮膚の余りが多く、まつ毛がまぶたの皮膚に覆われて押さえられています。
そこで、切開法で余分な皮膚を切除し、ラインは自然につくりました。

30代前半の女性で、典型的に切開法に適した症例です。
まぶたが厚く、皮膚のたるみがあり、眉と目の間隔が近くない目です。
切開眼瞼下垂手術と二重まぶた手術を行いました。

20代の女性で、まぶたがやや厚く、皮膚のたるみがあり、眉と目の間隔は標準的です。
目頭切開とあわせて切開法の二重まぶた手術を行いました。