拘縮鼻のシリコンプロテーゼ抜去
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拘縮鼻のシリコンプロテーゼ抜去

2018.10.29 18:31
拘縮鼻のシリコンプロテーゼ抜去 サムネイル YouTube

拘縮鼻のシリコンプロテーゼ抜去 - 写真 1

拘縮鼻のシリコンプロテーゼ抜去 - 写真 2


シリコンプロテーゼによる鼻整形を受けた後、時間の経過とともに徐々に鼻が上を向き、 硬くなる拘縮が現れるケースは

かなり多く、約30%程度と報告されています。



シリコンプロテーゼによる隆鼻術を受けた後に拘縮が生じる原因と過程は、次のとおりです。


1) シリコンプロテーゼに細菌(Staphylococcus aureus)が付着して入り込む

2) 細菌によって炎症反応が持続する

3) シリコンの周囲を取り囲む被膜が徐々に厚くなる

4) 被膜に加えて瘢痕組織(scar tissue)が重なる


結果として、この過程で周囲の皮膚が縮み、鼻先が上を向く拘縮が発生します。


拘縮鼻のシリコンプロテーゼ抜去 - 写真 3


この患者様は12年前に某病院でシリコンによる隆鼻術を受け、

鼻先は鼻中隔軟骨で支柱を立てるオープン法の鼻手術を受けた方です。



 鼻背はシリコンプロテーゼが左側に偏っており、バランスを失った状態です。

鼻柱と鼻先も同じように傾いており、

鼻先が上を向く拘縮鼻の問題もあわせて抱えていました。


拘縮鼻のシリコンプロテーゼ抜去 - 写真 4

シリコン、被膜、鼻中隔軟骨のコルメラストラットをきれいに取り除き、

鼻尖軟骨の再配置をクローズ法(intranasal incision)で行いました。


被膜がかなり厚く、鼻先の軟骨が上へ引き上げられて

鼻が上を向いた状態だったため、これを剥離して正しい位置に配置しました。


拘縮鼻のシリコンプロテーゼ抜去 - 写真 5


手術前は鼻背と鼻先が傾き、シリコンが外から見てわかる状態でした。

シリコン抜去と軟骨再配置の後は、鼻背も鼻先もまっすぐに落ち着いています。

拘縮のために正面から見えていた鼻孔も、かなり隠れるようになりました。


拘縮鼻のシリコンプロテーゼ抜去 - 写真 6

下から見ても、鼻先と鼻柱がはっきりとまっすぐになり、自然な状態です。

拘縮鼻のシリコンプロテーゼ抜去 - 写真 7

拘縮によって上を向いていた鼻先が下がったことで、
鼻が長くなり、鼻筋がまっすぐに通った状態です。

拘縮鼻のシリコンプロテーゼ抜去 - 写真 8

シリコンプロテーゼの抜去前は、拘縮によって鼻先が大きく上を向いた状態です。

プロテーゼ抜去後は鼻先が大きく下がって鼻の長さが伸び、

鼻筋もまっすぐに通った状態です。

 

鼻唇角も10度以上小さくなり、鼻先がすっと立ちましたが、

これは、上へ引き上げられていた鼻尖軟骨を剥離して

元の位置に戻す軟骨再配置が功を奏したことを示しています。


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