拘縮鼻修正手術

拘縮鼻とは、稲が風で倒れるように、シリコンプロテーゼ周囲の鼻背の皮膚と軟部組織が
炎症反応と瘢痕拘縮によって収縮し、鼻先の軟骨を上へ引っ張り、その力で後ろへ倒れてしまう現象です。
徐々に鼻が上を向き、鼻の審美的・機能的な問題を引き起こす副作用です。

三つの段階を正確に行うことで、鼻の審美的・機能的な問題の改善と予防が可能になります。

この患者様は30年前に他院で、シリコンによる単純な隆鼻術を受けました。
長い時間が経ってプロテーゼの突出、曲がり、拘縮が現れ、拘縮鼻修正手術のために当院を受診されました。
全体的にシリコンプロテーゼが浮き出ており、
とくに鼻先は、シリコンが皮膚を突き破りそうなほど突出しています。
鼻先は2回折れ曲がった輪郭が現れて上を向いており、これは鼻先の軟骨の変形と拘縮によるものです。
あわせて、シリコンプロテーゼが曲がっていました。

上方と下方から見ても鼻柱が斜めになっており、
鼻の穴と鼻先の形が非対称であることが確認できました。

“L”字型のシリコンが写真の右側に偏っています。
そのため鼻先が傾き、鼻先の軟骨も変形して非対称になったことが確認されました。

手術前はシリコンによって尖って浮き出ていた鼻先が、手術後は丸みを帯びてふっくらとしています。
鼻背と鼻先が自然につながり、拘縮の跡は見られません。
曲がって浮き出ていたシリコンプロテーゼを抜去し、本来の鼻のように自然な鼻背と形になりました。

手術前は傾いて非対称だった鼻柱と鼻の穴が、まっすぐ左右対称になっています。

鼻先が途切れたように見え、二度折れ曲がった線がありましたが、拘縮鼻修正手術のあとは
鼻先まで自然につながり、長さも伸びてまっすぐに伸びています。
