20代の女性が前額リフトを受ける理由

前額リフトは、中年以降だけに行う手術ではありません。
若い女性にも前額リフトが必要な場合があります。
眉が下がり、まぶたが下りて目にかぶさり、目が小さく見える場合には、
二重まぶた手術だけでこれを矯正することが難しいためです。
このような場合、内視鏡下前額リフトと二重まぶた手術を併せて行うと、良い結果を得ることができます。

CC
まつ毛が目に当たる。
目が重く、小さい。
目を大きく開けようとすると額を持ち上げるため、額にしわができる。
P/E
上まぶたが厚い。
正面を見ているとき、黒目が半分ほど隠れている。眉と目の間が狭い。(左の写真)
目を大きく開けるとき、額を持ち上げるためしわが寄る。(右の写真)
PLAN
内視鏡下前額リフト、目つき矯正・二重まぶた手術、目頭切開

左の写真のように、正面を見ているとき、眉が眼窩上縁より
5~6mm下に位置しており、眉と目の間隔が11mmほどと狭くなっています。
そのため眉とまぶたが寄り集まって上まぶたが厚くなり、
まぶたが垂れ下がって黒目を半分ほど隠し、まるで眼瞼下垂のように見えます。
右の写真のように、目を大きく開けるときには額にしわが寄るのが分かります。

このような場合に二重まぶた手術を行うと、狭い上眼瞼部がさらに狭く見え、きつく強い印象になります。
そのため、眉を引き上げて上眼瞼部を広げながら二重まぶた手術を行うと、このようにすっきりとはっきりした目元になります。
右の写真は手術後5週間の様子で、二重の腫れはまだ完全には引いていませんが、
すっきりとはっきりしながらも自然な目元になったことが確認できます。
手術内容: 内視鏡下前額リフト+目頭切開+目つき矯正・二重まぶた手術

眉を持ち上げた様子です。
手術前に比べ、手術後は目をより大きく開けても額のしわがはっきりとは現れません。
額と眉の動きと位置は、左の図に赤い線で示した眉毛挙上筋(額と眉を引き上げる筋肉)と、
青色で示した眉毛下制筋(額を引き下げ、眉間にしわを寄せる筋肉)が、
互いに綱引きをしながらバランスを保っています。
内視鏡下前額リフトの原理は、青色で示した下制筋を切離することで、
残った挙上筋によって眉が自然に上がるようにすることです。
そのため、手術後は眉を持ち上げても下制筋が働かないので、
挙上筋が強く働かなくても眉と額が上がり、額のしわができません。

手術後は眉が上がりましたが、まぶたも一緒に上がったため、
上眼瞼部の広さは変わっていないように見えます。
しかし、目の大きさがずっと大きくなったことが確認できます。

眉間にしわを寄せた状態で、手術後は眉間にしわが寄らず、明るい表情です。
額と眉間を引き下げる眉毛下制筋を切離しても問題は起きないのか、というご質問をよくいただきますが、
この筋肉は眉間にしわを寄せる役割だけを担っているため、何の問題もありません。

眉を持ち上げた様子です。
手術後は目が大きくなりながらも、額にしわができません。

側面でも、通常の表情、しかめた状態、眉を持ち上げた様子の
すべてで同じ結果が見られます。