鼻のシリコン・耳介軟骨抜去後の収縮の時期と弛緩の時期


鼻のシリコン・耳介軟骨抜去後の収縮の時期と弛緩の時期
鼻プロテーゼ、被膜、鼻先の耳介軟骨の抜去と鼻先の再配置手術を行った後、
回復の過程で鼻の形が少しずつ変わっていくことがわかります。
手術直後は、硬くこわばっていた鼻筋と鼻先がやわらかくなったと感じますが、
3~4週間が過ぎると鼻先が再びこわばり、pinchingやnotching、
鼻先の上向きなどの現象が現れることもあります。
この時期にマッサージとリハビリを行うと、3~6か月以降には再び自然な形と
やわらかな感触に戻ることがわかります。
鼻プロテーゼ抜去手術を受けた患者様の手術前、直後、収縮の時期、弛緩の時期の様子を、
時期ごとの写真で確認してみましょう。

既往歴- フィラーを3~4回注入。
2年前、他院でシリコン + 同種肋軟骨(鼻中隔延長移植) + 鼻先の耳介軟骨 - オープン法
主訴- 鼻先が短く上を向いている
シリコンの輪郭が浮き出ている
眉間が高く、シリコンが浮いている
すべて抜去したいが、抜去後に鼻の形がおかしくならないか心配している
身体所見- 鼻先が丸くぼってりしている / 鼻背のシリコンが広く厚い
Plan- 抜去および再配置


左側の鼻中隔(caudal septum)に当てられた鼻中隔延長移植が肉眼で見えていました。
これには同種肋軟骨が使われたとのことでした。

抜去前の様子を見ると、鼻柱が下に大きく下がっていますが、鼻先の高さとdefinitionは不十分です。
これは、同種肋軟骨を用いた鼻中隔延長移植で長さは延ばしたものの、
鼻先の高さを上げる効果は得られなかったためです。
手術内容- クローズ法で、シリコン、同種肋軟骨(鼻中隔延長移植)、鼻先にのせられた鼻中隔軟骨、被膜をすべて除去し、鼻尖軟骨再配置

手術後18日目の写真のとおり、手術直後は鼻先がつままれたように見え、鼻孔が引き上げられる
Pinching & notchingの現象がみられます。
この時期からマッサージ、鼻先のリハビリ運動と補助器具を使用すると、徐々に自然な形へとほぐれていきます。

手術後2か月、4か月の様子では、鼻の長さも延び、鼻孔が見えにくくなっていることが確認できます。

手術前と直後は、鼻孔が尖って上に細長い形でした。

手術後4か月目には鼻先のつままれた状態がすべてなくなり、傷跡と硬くなった瘢痕組織も消えたことがわかります。
鼻孔は自然な楕円形になり、鼻先の形も丸みのあるやわらかな曲線になりました。

斜めから見ても、手術前と手術直後は鼻が大きく上を向き、つままれたような様子がみられます。

しかし、手術後2~4か月の写真では、時間とともに鼻の長さが延び、
鼻先のdefinitionがはっきりして自然な形になっています。

抜去直後は鼻先が上を向いた様子がみられます。
この時期にリハビリとマッサージで鼻先をほぐすことが重要です。

2か月の写真では徐々に鼻先が下がり、
4か月の写真ではやわらかく自然な形になったことが確認できます。
このように、鼻プロテーゼ抜去手術の後もケアとリハビリが重要であることがわかります。