オトガイ筋再固定 III

Vラインあご形成、T字骨切り術、あご先の骨の前進術(advancement genioplasty)、
後退したあごへのシリコン挿入術(augmentation genioplasty)、金属プレート除去、プロテーゼ抜去などの
あご先の手術を受けた後に、あご先の筋肉がたるみ、あごの動きが自然でなくなり、唇の動きが
不自然になるなど、さまざまな問題が現れることがあります。
あご先を手術するには、口腔内を切開した後、あご先の骨に付いているすべての筋肉を剥離してから、
骨の手術を行います。骨の手術を終えたら、剥離したあご先の筋肉が
再び骨に付くようにしなければなりませんが、シリコンを入れたり、骨を小さくする手術をしたりすると、
筋肉がゆるんで骨に密着できず、たるむ現象が現れます。
このとき、切開した入口の筋肉だけを縫合すると、下側の筋肉がたるみますが、
これをWitch's chinといいます。あご先の筋肉復元術(Mentalis resuspension)を行うと、
とても効果的にあごと唇の位置と動きを正常に回復させることができます。
あご先の筋肉復元術は、口腔内に3~4cmほど切開するだけで、あご先の筋肉を剥離した後、
上方にある歯ぐきの骨に固定し、たるんだあご先の筋肉を引き上げることで、
動きを自然にし、楽な状態にします。
あご先の筋肉復元術の症例を通じて、筋肉がたるむ過程と、クク・ウォンソク美容外科で
どのように改善されたかを見ていきます。

Witch's Chinの進行過程
あご先の手術後に筋肉がたるむ過程を
図で表したものです。
上の図は、骨を切除したりプロテーゼを抜去したりすると、
付いていた筋肉が下へたるむ様子です。
下の図は、あごの筋肉がたるむだけでなく、
下唇(lower lip)と前歯の下の
溝(vestibular sulcus)が下へ下がって
しまうことを示す図です。
こうなると口が閉じにくくなり、
笑ったときに歯ぐきが見えるようになります。
あごの下は下へふくらんでたるみ、正面から
見るとあご先が長くなった状態になります。


横顔で、あごの先がたるんでいるWitch's chinの状態を確認できます。
口を閉じた状態で緊張が見られます。

手術過程 (Mentalis Resuspension)
下の歯ぐきの骨に穴を開け、下あごの
たるんだ筋肉(ptotic mentalis muscle)を
上へ引き上げて固定する手術方法です。

X字型の金属プレートとピンがあったため、これらを除去した後、
あご先の筋肉復元術(Mentalis Resuspension)を
行いました。

緊張をゆるめた楽な状態(rest position)で、手術前は唇が下へたるみ、
唇が閉じず、下の歯が歯ぐきの境目まで見えていました。
手術後は、下の歯がすべて隠れ、上の歯まで自然に覆われるようになりました。
正面から見て、あごの長さも目に見えて短くなっています。

唇を閉じた状態では、手術前は唇に力を入れないと唇が閉じず、
筋肉の緊張によってあご先に梅干しジワができている状態です。
手術後は、唇やあごに力を入れなくても自然に口が閉じる様子が見られます。

手術前後の横顔です。手術前は口を閉じた様子が
不自然で、あごがたるんであご下のしわが見えます。
手術後は唇を閉じた様子が自然で、あご下のしわもなくなり、なめらかになりました。

口を少し開けたrest positionでも、手術後はあごの下がなめらかで、
唇が上に上がり、口の中の見える範囲が少なくなっています。
このように、あご先の筋肉復元術によって、機能面と審美面の改善を自然に実現することができます。