シリコン・ゴアテックスによる鼻の手術後に拘縮が生じた症例(鼻の拘縮、拘縮鼻手術、拘縮鼻修正)

拘縮鼻の修正は、さまざまな問題を解決しなければならないため、鼻の手術の中でも
難しく複合的な手術です。
つまり、拘縮によって縮んだ皮膚と骨格を伸ばし、三次元的に
変形した鼻尖軟骨を左右対称に復元しなければなりません。

PH
1回目 2009年9月 シリコンによる隆鼻術、鼻中隔軟骨による鼻尖形成(オープン法)
2回目 6か月後 シリコン抜去後、ゴアテックスに入れ替え。
CC
右側の鼻筋だけがずきずきと痛み、こわばりがある。拘縮、鼻孔の見えすぎ。
P/E
右の鼻翼部分がへこんでおり、鼻先は右に傾いている。
鼻柱も傾いており、鼻背の皮膚が薄くなってプロテーゼが透けている。

鼻先がかなり上を向いた状態で、
プロテーゼが上に上がり、鼻先が上を向いていることから、拘縮が起きていることが確認できます。

OP
鼻背にはゴアテックスが1枚、鼻先の上部には2枚重ねで載せられていた => 抜去。
鼻先は鼻中隔軟骨で延長移植された状態 => 鼻中隔延長移植を除去。
残っている鼻中隔がかなり弱く、下方の鼻背が落ち込んだ鞍鼻 の形。
(これを補うために、前回の手術でゴアテックスを二枚重ねで載せたものと考えられる。)
弱くなった鼻中隔を補強するため、鼻中隔延長移植と
PDS plateを鼻中隔に L-strutの形で当てて補強した。
耳介軟骨でコルメラストラット(C.S)+デローテーション移植(derotation)を行いました。

左側の写真
ゴアテックスと炎症組織、瘢痕組織などを除去した状態。
右側の写真
鼻中隔延長移植を除去する過程。

左側の写真
鼻中隔軟骨が弱く、曲がっている様子。
右側の写真
鼻中隔軟骨とPDS plateで鼻中隔を補強した様子。鼻中隔がまっすぐに伸びた。

コルメラストラット、デローテーション移植を行った最終的な様子。

手術前に上を向いて曲がっていた鼻先が下がり、まっすぐになりました。
つままれたような(Pinching)鼻先も、自然で丸みのある形に広がったことが確認できます。

傾いていた鼻柱と鼻孔がまっすぐになり、鼻孔の左右差も完全に矯正され、
手術の跡も4か月が過ぎた時点ではほとんど見えません。

上を向いていた鼻先が下がり、ゴアテックスを抜去した鼻背のラインも自然になりました。

長さは十分に伸び、鼻背のラインが自然になった様子です。