さまざまな鼻先変形の矯正 #4 三角形の鼻孔(鼻の修正手術)

三角形の鼻孔(Nostril Notching, Alar retraction)
当院の特徴は、他院で受けた最初の手術がうまくいかず、
修正手術を受けるために来院される方が多いということです。
そのため患者様はさまざまな問題を抱えて来院されますが、なかでも「鼻先の変形」は鼻整形の領域でも
もっとも難しく、結果を出すのも容易ではない分野です。
その理由は、「鼻先の変形」が
i) その形が非常に多様で、3次元的に変形が現れるため複合的です。
ii) 発生の過程と原因も複合的で、「拘縮」、「繰り返された手術による鼻尖軟骨の損傷と変形」、「炎症」
などが挙げられ、手術が非常に難しく、難易度の高いものとなります。

01 上向きの鼻先(アップノーズ)
02 ねじれた鼻先(Twisted tip)
03 つままれたような鼻先(Pinching tip)
04 三角形の鼻孔(Nostril Notching, Alar retraction)
05 左右非対称の鼻孔(Asymmetric nostril)、曲がった鼻柱
06 外鼻弁の損傷(External valve insufficiency)
ここからは、鼻整形の中でも難しく難易度の高い分野である
「鼻先の変形」について詳しく見ていきます。
この症例研究は全6回のシリーズとして続きますので、ぜひご覧ください。

<原因>
「拘縮」または「手術的な操作」
つまり、シリコンプロテーゼによって拘縮が生じて鼻先が変形したか、
以前の手術で鼻先を寄せるために鼻尖軟骨を縫い合わせる過程で生じます。
「Pinching」と「Notching」は原因が同じであるため、同時に現れることが多いです。
<解決方法>
鼻尖軟骨再配置(Lateral crural reposition)や
外側脚ストラット移植(LCSG)で矯正できます。
(使用する材料)
鼻中隔軟骨 / 肋軟骨 / 耳介軟骨

PH
数年前に耳介軟骨と自家真皮で鼻尖形成と隆鼻術を受けた。
CC
鼻孔がよく見え、上に引き上がって見えることが不満だった。
P/E
三角形の鼻孔(Nostril notching)が両側に発生。
耳介軟骨を用いた外側脚ストラット移植で矯正しました。

この手術方法は、鼻翼軟骨に肋軟骨を当てて補強し、notchingを改善する方法で、
医学的な名称は外側脚ストラット移植(lateral crural strut graft)といい、
かなり強い効果を発揮します。

この患者様の場合も外側脚ストラット移植(LCSG)を行い、
三角形の鼻孔を丸みのある自然な形に矯正しました。

鼻孔の頂点付近が三角形に引き上げられた形でしたが、
手術後は整った形に矯正されました。